この記事では,水文学や灌漑排水,土壌物理などで学生が躓きやすい用語をまとめていきます.
ざっくりした説明のため多少間違っているかもしれないので,おおまかなイメージを掴むための足掛かりとして活用してください. 正確な意味や定義を知りたい場合は,各教科の教科書や参考書,農業農村工学ハンドブック(公益社団法人 農業農村工学会発行)などでご確認ください.
思いついたものから順次追記していきます. リクエストも受け付けています. Twitterアカウント:エビぐんかん@6LxAi9GCOmRigUI メール:nnCreatorCircle@gmail.com
流域については以下の記事でまとめています.
【流出解析】シリーズ 第1回 流域界の決定と入力データの用意 【流出解析】シリーズ 第4回 流域実蒸発散量の推定―蒸発散比法―
誤解を恐れずに言うなら,流出量=河川流量と捉えてもらって構いません. (厳密には直接流出や基底流出といった言葉もあり,少しややこしくなっています.)
以下の記事で流出量や流出プロセスについてまとめています.
ハイドログラフは河川流量や河川水位など流域からの流出を表すデータの時系列グラフ. ハイエトグラフは降水量の時系列グラフ. 厳密な用語の説明を知りたい方はこちら↓
角屋睦,1979.講座 流出解析手法(その1) 1.雨水流出現象とその計測・解析.農業土木学会誌47(10),811-821.I.流出現象 2.ハイドログラフ
降雨量と降水量の違いについては以下の記事でまとめています. ざっくり言えば,降雨は雨で,降水は降雨や降雪など空から降ってくる水の総称です.
単位時間当たりの降雨量を降雨強度といいます. 例えば,1時間で10mmの降雨があった時の降雨強度Iと3時間で30mmの降雨があったと時の降雨強度Iはともに10mm/hになります.
蒸発散位:ペンマン式で求める蒸発散量.地面が十分に湿っていて蒸発散が制限されていないときの蒸発散量. 実蒸発散量:実際の環境条件下における地面などからの蒸発散量.土壌が乾いていたり(蒸発散を制限)すると気温が高くなっても実蒸発散量は増えなかったりする.
・流出量は河川流量(\( m ^{3}/s \))のこと. ・比流量は流出量(\( m ^{3}/s \))を流域面積(\( km ^{2} \))で割ったもの.流域間の流域特性の違いなどを比較するときに使う. ・流出高は比流量の単位を \( mm/d \)に直したもの.
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